安心・安全な電気工事を実現するには

有資格者かどうかを確認する
電気設備工事が必要になった際には、まず業者選びから始めましょう。
この時に最も重視すべきなのが、作業を担当するスタッフが国家資格を持っているかどうかです。
電気工事士などの資格がなければ、法律上電気設備工事を行うことは許されていません。
資格を持っていない人が工事を行うと、施工ミスや漏電、火災などの重大なトラブルを招く恐れがあり、非常に危険です。
そのため、依頼前に必ず業者の資格保有状況を確認することが重要です。
業者によっては資格の有無を積極的に公開していないこともありますが、質問してもはぐらかされたり、答えを避けるような対応をされた場合は注意が必要です。
そのような場合には他の信頼できる業者を探す方が無難です。
安全な工事のためには、確実に資格を持つスタッフに任せられる業者を選ぶようにしてください。
見積もり内容と費用を確認しよう
業者に電気設備工事を依頼する際は、事前に見積もりをもらい、費用の内訳を確認しておくことがとても大切です。
費用が相場通りであれば、安心して依頼できる可能性が高いですが、極端に高い業者や、逆に安すぎる業者には注意が必要です。
安すぎる業者は、見積もり上では基本料金だけが安く、実際には人件費や材料費などが後から別途請求され、結果的に相場を大きく上回ってしまうこともあります。
また、費用を抑えるために必要な工程を省略するケースもあり、それによって施工不良や安全性の欠如といった深刻な問題が生じる可能性も否定できません。
したがって、安さだけを理由に業者を選ぶのではなく、見積もり内容が明確で、施工に必要な全工程が含まれているかをよく確認したうえで、信頼できる業者に工事を任せることが非常に重要です。